図面ファイル:2Dと3Dの両方が必須
2D図面は寸法、公差、表面性状記号を記入するために使用され、加工メーカーが工程と検査方法を判断する根拠となる。3Dファイルは、メーカーが形状の複雑さと工具経路を直接評価することを可能にする。STEPまたはIGES形式で同時に提供することを推奨する。ネイティブCADファイルはバージョン非互換のリスクがあるため避けるべきである。部品に内部形状や薄肉部がある場合、2D図面では完全に表現できないため、3Dファイルが特に重要となる。
見積に必要な仕様項目
材質と材料仕様
合金グレード(例:6061、304、12L14)を明確に指定する。「アルミ」や「ステンレス」のみの記載は見積誤差の原因となるため避ける。
発注数量と推定年間使用量
試作数量と量産数量は工程選定と単価に影響するため、1回あたりの発注量と年間推定値を明記する。
重要寸法の公差
一般公差と特別公差(例:±0.01 mm)を指定する。公差が厳しいほどコストと工程制約が高くなる。
表面処理と後加工
アルマイト処理、ブラスト、塗装、研磨、熱処理など、処理の種類と適用範囲を明記する。
納期と仕向け先
希望納期と出荷先国を提供する。梱包方法と輸送手配の評価に影響する。
情報欠落時に起こること
材質、公差、後処理が未指定の場合、加工メーカーは通常「実際の仕様に基づき確認」と回答し、見積は参考値に留まる。この場合、後日仕様を確定する際に単価が調整される可能性があり、購買判断の誤りにつながる。見積依頼段階で情報を完全に揃えることを推奨する。必要に応じて加工メーカーに図面ファイルの確認を依頼し、双方の仕様理解が一致していることを確認する。
図面ファイルはお済みですか?
2D・3D図面ファイルを仕様情報とともにお送りいただければ、見積と工程評価のプロセスを迅速化できる。
