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ガイドブッシュ式とガイドブッシュレス式の違い

ガイドブッシュ式とガイドブッシュレス式はスイス型自動旋盤の2つの支持構造であり、加工時に棒材がブッシュに包まれるかどうかが異なる。ガイドブッシュ式はブッシュで棒材を包み安定させるため、長さ径比が低い一般的な長軸に適する。ガイドブッシュレス式はワークをブッシュ後方から突出させ、短小・高精度・複雑輪郭加工に適する。選択基準は長さ径比、精度要件、材料である。

ガイドブッシュ式:ブッシュで包み、安定を優先

ガイドブッシュ式は加工時にブッシュで棒材を包み、切削中もワークを支え続ける。この構造は振動と振れを効果的に抑え、特に長さが直径の10倍以下の長軸部品に適する。細長い部品や同心度が厳しいワークには、ガイドブッシュ式がより保守的で安定した選択肢となる。欠点は、ワーク長さがブッシュストロークに制限されること、また後方から突出させてフライス加工や複合加工を行う輪郭には不向きなことである。

2つの構造の重要な違い

  • 支持方法

    ガイドブッシュ式はブッシュで棒材を包む。ガイドブッシュレス式は主軸とチャックのみで支持し、ワークをブッシュ後方から突出させることができる。

  • 適用長さ径比

    ガイドブッシュ式は長さ径比10倍以下の部品に適する。ガイドブッシュレス式は短小ワークを加工でき、長さ径比の制約が緩い。

  • 加工自由度

    ガイドブッシュレス式は後方からフライス加工と複合加工が可能。ガイドブッシュ式はブッシュストロークに制限され、輪郭加工が制約される。

  • 精度特性

    ガイドブッシュ式は振動抑制に優れ、同心度が安定する。ガイドブッシュレス式は短いワークでより高い精度と表面品質を達成できる。

ガイドブッシュレス式:精度と複合加工の利点

ガイドブッシュレス式はワークをブッシュ後方から突出させ、加工時は主軸とチャックのみで支持する。この構造は短小・高精度部品、および後方からのフライス加工、穴あけ、輪郭加工を必要とする複雑形状に特に適する。ワーク長さがブッシュに制限されないため材料利用率が高く、ステンレス鋼や特殊合金などの高価な材料に適する。元順利はStarスイス型自動旋盤を備え、部品特性に応じてガイドブッシュ式とガイドブッシュレス式の加工モードを切り替えることができる。

買い手はどちらを選ぶべきか

判断基準は3つある。長さ径比、精度要件、後加工の要否である。部品長さが直径の10倍を超え、同心度の要求が高い場合はガイドブッシュ式が適する。部品が短小でフライス複合加工が必要、または材料コストが高い場合はガイドブッシュレス式が有利である。見積もり時には2D図面と長さ径比情報を提供し、加工メーカーに最適な機種と工程を評価してもらうことを推奨する。

部品に適した工程の評価が必要ですか?

図面と長さ径比情報を提供いただければ、元順利が部品特性に応じてガイドブッシュ式またはガイドブッシュレス式のスイス型自動旋盤加工方案を提案する。